稽留流産(けいりゅう流産)の記録⑤流産手術後~翌日【体験談】
ご覧頂きありがとうございます。
今回は少し前に体験した"流産"についてのお話になります。
デリケートな話になりますので、不安を感じる方や苦手な方は迷わず
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などの対応をしていただければと思います。
同じ境遇の方やそのパートナーの方など、このお話を必要とされている方に少しでもこの経験がお役に立てればと思っております。
それでは、私の流産に関する記録⑤です。
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流産記録⑤手術後~翌日(退院日)
手術当日の夜
夕食の後、ようやく点滴が終わった。(ルート?はそのままとっているので、針は刺しっぱなし)
点滴は記憶にあるだけで500mlくらいのものが4本、抗生剤入りが1本、鉄剤が1本。
水分不足だった上、出血が多かった体に一気に水分が入ってきた。
その後、体を拭く温かいタオルを2つ受け取った。
今日はシャワーできない。拭くだけでもさっぱりして、気持ちも少し落ち着く。
体を拭いて手術着からパジャマに着替えると、今日1日のことが嘘のように思えてくる。
妊娠してたことすら、遠い昔の出来事のように感じた。
夜になると、急に口の乾きが気になり始めた。
謎の自信で「今なら飲める!」と思い、レモン味のジュースを飲んでみた。少しずつ口にして、紙コップ一杯分を飲み終える。二時間ほどあけて次は麦茶に挑戦し、こちらも久しぶりに飲むことができた。
夜はなかなか寝付けなかった。アドレナリンでもでてるのか?
テレビは見る気になれない。
そういえば上の子の産後も寝付けなかった。体は疲れてるのに、頭が冴えてる。
単純に術後に眠っていたからなのかもしれないけど。
廊下から新生児の可愛い泣き声が聞こえてきた。ママたちは眠れない夜なんだろうな。
新生児の泣き声で辛くなることはなかった。不思議と「癒しだな」とぼんやり思いながら、いつか自分もまた産みたいなと思った。
年齢的に最後の妊娠出産にするつもりだったけど、チャンスがあるならまた授かりたい。
横になっていたら、深夜に2時間ほど眠ることが出来た。
何も出来ないまま朝になっていた。
流産手術の翌朝|つわりがほぼ無くなった
ビックリするほどつわりの症状が無くなった。ほんの少しだけ口の中の気持ち悪い感覚が残っていたが、それもあまり気にならないほど劇的な変化だった。
歯みがき粉をつけて、しっかり歯みがきができる。
口の中がアワアワになっても平気、奥歯を磨いても平気!吐き気は無い!
昨夜は恐る恐る飲んでいた麦茶もごくごく飲める。
少なめでお願いした朝食も完食。
ドレッシングも大丈夫。ヨーグルトも、野菜ジュースも。
何より、鮭の入ったクリーム煮が食べれた。魚も肉もつわりが始まってから全く受け付けなかったから、久しぶりのお魚だった。
何よりそれらが全て「おいしい」と思えるのが嬉しかった。
この2ヶ月で胃が小さくなったのか、少なめの量でも十分満腹。
退院診察
退院前に内診があった。
「問題なし・退院OK」とのことだった。
次は2週間後に受診。
それまで日常生活を普通に送って良いそうだ。
注意事項は…
・お風呂は次の診察までシャワーのみ。
・大量出血、38度以上の発熱、極度の腹痛は連絡する。
・お薬を出すので、しっかり飲みきること。
先生の話し方から察するに、大量出血や発熱などの緊急事態はめったにないだろうという雰囲気だった。
出された薬は
・抗生剤(5日分)
・鉄剤(2週間分)
の三種。
鉄剤は、検診で貧血だったことと昨日の出血も多かったことから出された。
収縮剤は飲むと生理痛のような痛みがあるかもしれないと言われた。助産師さんに確認すると、痛いときは市販の痛み止めを飲んでOKとのことだった。
気になっていたお会計は…
一泊二日の入院、手術あり、点滴四本、鉄剤と抗生剤各一本、お薬各種、夕・朝食各1回などで
保険適用されて28130円。
いざ退院
先生から退院の許可を得て、薬を受け取り、会計を終えた。
点滴のルート?を外し、着替えを済ませる。
ルートをとっていた腕は針を外してもじんわり痛みが残った。
1ヶ月ほど寝たきり生活を続けていた体は、痛みに耐えるときに力んだせいで筋肉痛になっていた。
大量の点滴と突然の水分補給で体が追いつかないのか、ふくらはぎはむくみで痛い。
流産という結果は変わらないし、この年齢でもメンタルはしっかり抉られたけど、優しい助産師さんたちがいて本当に良かった。適度な距離感で寄り添ってくれたから、助かった。
優しい助産師さんたちにご挨拶して、無事に退院した。
ちなみに昼食を調子にのって食べ過ぎたら、しっかり腹痛になった。
少しずつ元の生活に戻すほうが良さそうだ。
つづきます
今回は、流産・手術翌日の退院まででした。