不登校予備軍?「学校に行きたくない」行き渋り時の対応|我が家の場合

ご覧いただきありがとうございます。

今回は…
 

・子供に「学校に行きたくない」と言われた
・朝になると「お腹痛い」と言う
・平日の朝に起きられない 

「もしかしてうちの子、不登校予備軍??」
というような学校への行き渋りが出たときの対応についてです。

我が家の対応について一例としてご紹介します。
「こんなケースもあるんだな」という目線で読んでいただければ幸いです。

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不登校予備軍?行き渋り時の対応について

経緯|ある日突然始まった行き渋り

ある朝、登校10分前に子供が
「なんかお腹痛い」
と急に言い出しました。

それが何度も続き、何度も欠席・遅刻を繰り返すことに…。
(ほぼ専業主婦みたいなものなので対応できたんだと思う…仕事続けてたら発狂してました)

親としては毎日元気に楽しく通ってくれるのが一番なのですが、無理に行かせるのも違うかなと葛藤。
私自身もかなり悩みつつも休ませたり遅刻に付き添って登校する日々でした。

欠席したある日、子供とゆっくり話し合い、「行きたくない」原因を聞きだすことに成功しました。

いろんな理由|友人・知人に聞いた行き渋りの理由

一言「学校に行きたくない」と言っても、理由はその子によってさまざまです。
過去にいろいろ話をして聞いたことがある「行き渋りの理由」の一例をご紹介します。

・委員会活動
・運動会の練習
・人間関係(クラスに馴染めない、苦手な子がいるなど)
・給食にトラウマ(1度吐いたことで給食の時間が恐いなど)
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「学校行きたくない」に対する対応|我が家の場合

※正解か不正解かはわかりません。
 とりあえず私がやってみた対応についてご紹介します。

対応1.無理に行かせない

これは正直難しいと感じました。

だって「休みます」と学校に連絡した瞬間から少し元気になるんですよ。
「ちょっと元気になったからTV見るー」
とか言い始めたり、ゲームをやり始めたりした瞬間
「じゃあ学校行くか!?」と言ってしまうことも。
(↑この一言はダメだったと思う、反省してる)

何度か無理に行かせようと「大丈夫!行けるって!!」などと言ってみましたが、
結局ゴネられて欠席or遅刻するというパターンが多く…朝から本当に無駄な争いだったなと思います。

休んだ分の学習面の不安もあり、簡単に「休んでいいよ」と言いにくいのも本音。

"ストレスで本当にお腹が痛くなる"
という話を聞いたこともあったので、本当にお腹が痛くなってる可能性もありますよね。
こればかりは本人しか分からないので、今でも真相は分かりません。

体の不調でも心の不調でも、無理せず休ませるのが一番なのは分かるんですが…
親目線で折り合いをつけるのが難しかったです。

対応2.一旦、病欠の時と同じ対応をする

我が家の場合、病欠時は

・しっかり休む
・学校がある時間帯のYouTube、ゲーム禁止
・TVはEテレのみOK
・マンガNG、学校の図書室にありそうな本ならOK
・体調が良ければ学校の課題を進める(宿題やその日に進んだ分のワークなど)

などのルールがあります。
これを体調面でなくメンタル面での欠席時も同様に守るようにしました。

また病欠時と同様に
「お腹痛い」
などの体調面の不調を訴えたときは、小児科を受診しました。
小児科の先生もプロなので、体調不良の時は「お腹の風邪」と言われるし、ストレスの時は「心因性だね」と見抜いてくださいます。

絶対ストレスだ!と思っていたのに「お腹の風邪」と診断された時は、心の底から「疑ってごめん」と反省しました。
(本人には「ストレスじゃない?」などの言葉は言わないようにしていました。全部飲み込みます)

対応3.自分は味方だと改めて宣言し、ゆっくりと話を聞きだす。

「これはストレスだな、何かあるな」と思ったら、まずは自宅が安全地帯であることを分かってもらうことにしました。
そのうえで、話を聞き出そうと色々と声掛けしてみました。

具体的に声掛けした内容は…

「お母さんは何があっても味方だから大丈夫」
「何か困っていることがあるなら話してほしい」
「もしお父さんに知られたくないなら、言わない」
「先生に勝手に告げ口するようなことはしない」
「もし先生に相談したいけど自分では言いにくいなら、お母さんから話をする」
「話をするだけでも気持ちが楽になることもある」
「もし嫌なことがあるなら、対策を一緒に考えよう」
「嫌な子がいるなら、先生に相談してできる範囲でサポートしてもらうこともできる」
「同学年で嫌な子がいるなら、次のクラス替えで一緒にならないようにお願いするから名指しで言ってほしい
 (仲いい子と一緒にしてというお願いは無理だけど、誰かと一緒にしないでというお願いならできるかもしれない)」

などです。
小学生にもなるとなかなか言いにくいようで、理由を聞きだすまで結構時間がかかりました。

何時間がかかってもいいと腹をくくり

いつ・どこで・どんな状況で・何があったのか
その時どう思ったのか
今どう思っているのか

をゆっくりゆっくり聞き出しました。

大人目線では些細な事だったりするかもしれません(うちも結構些細な事でした)。
むしろ些細なことであってくれ、と思います。

対応4.対策会議開催!紙に書きだしながら対策を一緒に考える

話を聞き出して子供の気持ちを一旦全肯定してから、気持ちを切り替えて対策会議を開きました。
ここでは子供と親というより、一つのチームという感じで取り組みました。同じ立場で同じ課題に取り組むチームというイメージです。

まずは、その時の状況・出来事についてひとつずつ紙に書きだし、整理しながら客観的に考えをまとめてみることに。
そこに本人の気持ちも書き出し、今後どうしていきたいのか話し合いました。

1つ1つの「今後こうしたい」「こうなりたい」に対して、更に深堀して具体策を決めました。

対策5.先生に相談するかどうかを決めて、相談するなら連絡する。

対策会議のあと、具体的に先生に相談したいかどうかを話し合います。
我が家の場合はいわゆる「子供同士の些細な事」(物損もケガも無い・悪口でもない・言葉のすれ違い系)だったので、
子供の気持ちを優先することにしました。

物損やケガがある場合・明らかな悪口だった場合は、基本的には即学校に相談する方向で良いと思います。

今回は子供と話し合い「先生には知っておいてほしいから伝えるけど、具体的な対応は求めない」という方向に決定。
当日夕方に先生から電話を頂いた際にお話ししたところ、気にかけてくださるとの返答をいただきました。ありがたい。

対策6.他人は変えられない・自分は変えられるという事を伝える

もう小学生だし、どこかでわかっているとは思うのですが…
「他人は変えられないんだよ」という話もしました。
そして「自分を変えることはできるから、なりたい自分の姿に近づいていこう」という話もしました。

正直、どこまで伝わったかはわかりません。
でも自分自身がクリアしていかないと似たような場面で似たような問題が繰り返される可能性もあると思うので、自分自身が理想に近づけるように良い方向に成長していってほしいと願い伝えました。

まとめ

今回は学校に行き渋りした際の対応について、我が家の場合をご紹介しました。

我が家の場合は、結果として今のところまた元気に登校できるようになりました。
一度しっかり話ができたことで、少し気持ちが楽になったようです。
本人が「先生に相談してもいいんだ」ということが分かったことも大きかったと思います。

元気に学校を楽しめているのが一番だなと思う反面、親子ともにひとつの成長の機会だったなと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。
同じような状況の保護者の方に、少しでもヒントになれば幸いです。

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