幼稚園の選び方ポイント10点|のびのび系・お勉強系だけじゃない
ご覧頂きありがとうございます。
今年も幼稚園面接シーズンですね。地域にもよるのかなと思いますが、我が家の周辺は11月がメインです。
様々な幼稚園があるなかで
「わが子に合う幼稚園を!」
と思うお母さんも多いと思います。
今回は私が考える幼稚園選びのポイントをご紹介したいと思います。
幼稚園選びのポイント10こ
自分の中の優先順位を確立する
これから幼稚園選びのポイントを10個あげていきます。
思ったとおりの幼稚園があればベストですが、全てが理想どおりの幼稚園を探すのは難しいかもしれません。
そこで、決断するために自分の中で優先順位をつけておくことをお勧めします。
例えば
・幼児期にたくさんの人と接して欲しいから大規模園がいい
・今はたくさん遊んで欲しいからのびのび系の園がいい
・下の子がまだ小さいから、とにかく近くの園がいい
など、ご自身のなかでコレだけは外せない!という点を念頭に選ぶのが良いと思います。
それでは、私が考える幼稚園選びのポイントをご紹介していきます。
1.教育方針|のびのび系・お勉強系だけじゃない
幼稚園にはそれぞれの教育方針があります。
よく「のびのび系」「お勉強系」などと言われますが、もちろんその中間に位置するような幼稚園もあります。「モンテッソーリ教育」の考えを取り入れている園もありますね。勉強や遊びといった観点だけでなく、基本である"生活習慣"を重視する園もあります。他にも、食育に力を入れて野菜作りに取り組む園、プロの先生にお願いして運動の指導に力を入れる園、英語教育に力を入れている園などさまざまな特色があります。
一言に教育方針といっても、本当に様々です。そして、それがどのように普段の取り組みや行事に生かされているかはホームページやパンフレットからだけでは分からないことも多いです。これは実際に見学に行って、先生方や園長先生のお話を聞くのが一番分かりやすく、実感しやすいと思います。
また、教育方針をしっかりとホームページやパンフレットに掲げていても、実際はあまり重視されていないように感じる園も見学した園のなかにはありました。逆に園長先生だけでなく現場の先生方一人ひとりにしっかりと方針が共有されていると感じる園もありました。
どのような教育方針を幼稚園に求めるのか
ご家庭での方針と合っているかどうか
ご自身の中でまずはぼんやりとでもいいので少し思い描いてから見学にいくのがお勧めです。
2.規模|大規模園か少人数園か
幼稚園は規模も様々です。お子さんの性格からどちらが合うのか(またはどちらでも大丈夫!なのか)を予め見極めておくと良いと思います。
大規模園のメリット
・大人数の大規模な園ではたくさんのお友達と出会えます。小学校に入るとクラスの人数も学年全体の人数も多くなるので、大人数に慣れるのも十分できると思います。
・園舎も大きめになるので、広い園舎・広いホール・広い園庭で思い切り遊べるのも魅力ですね。
・行事の規模も大きくなるので、見ごたえがあります。小規模園に比べると予算も十分にあるので、なんとなく行事が豪華に見えます。
・小学校に行っても同じ幼稚園出身の子が多くなる傾向があります。お友達がいると心強いですよね。
小規模園のメリット
・少人数なので、年少・年中・年長の園児みんなの顔が分かります。子供同士なら他の学年の子でも名前が分かるようです。母親同士も全員なんとなく顔見知りです。(人見知りママさんにはもってこいの環境です)
・先生方は担任でなくとも全員の顔と名前を把握しています。先生方の人数も少ないですが、目がしっかりと行き届いているのが伝わります。
・行事の規模もコンパクトなので「うちの子どこ!?」と見失いカメラを片手に慌てることはほとんどありません。
3.先生方の雰囲気、園児への接し方
入園から卒園まで、子供が毎日を一緒に過ごすのは先生です。園の先生は、親や家族の次に身近な大人であり大きな存在になります。
そのため先生方の雰囲気や園児への接し方は重要なポイントの1つだと思います。幼稚園に見学に行った際に、先生方の在園児への声かけや接し方、その雰囲気に注目してみてください。
またとても重要だと思うのはやはり「園長先生」です。
幼稚園では園長先生の考え方が全体的に影響を与えていると思います。お母さんご自身が園長先生の考え方に頷けるなら大丈夫だと思います。逆に何かひっかかるなと思えば、あまりお勧めできません。
4.園児たちの表情・雰囲気
在園児のお子さんたちの表情にも注目です。
取り組みに真面目に取り組んでいるのか、遊びのときには楽しそうに思い切り遊んでいるか・・・子供達が安心して過ごせているかが大事だと思います。
またここで、わが子の雰囲気に合っているかどうかも見極められると良いと思います。
5.保護者の雰囲気
幼稚園は、子供と同じく親も一緒に過ごす時間が多い場所です。行事や送り迎えなどで他の保護者さんとご一緒する機会も多いです。
お母さん同士のやり取りも多いので、どのような雰囲気のお母さんが多いのかをチェックしておくと安心です。
6.延長保育の有無
意外と盲点となるのがこの「延長保育」の有無です。あると便利ですね。多くの幼稚園で取り入れられていますが、延長保育が全く無いという幼稚園も存在しています。
お仕事をされているママさん、お仕事の再会を検討中のママさんは延長保育はぜひ欲しいところかと思います。延長保育がどれくらい使えそうか、延長保育にかかる費用、夏休み中の保育の有無など必要に応じてチェックするのがお勧めです。
7.アクセス|家からの距離・バス通園の可否
2年又は3年、プレや満3才で入園すれば4年近く通う幼稚園です。行事のたびに親も足を運ぶ幼稚園なので、アクセスも重要ですね。特に車が無いお母さんは徒歩や自転車でどれくらいの距離・時間なのかは把握しておく必要があります。
自宅から少し遠めの園を検討中の場合は、バス通園の可否をチェックしておくのが重要です。多くの幼稚園で幼稚園バスが運行されていますが、場合によっては範囲外・・・ということもあるようです。バスについては多少融通が利く園も多いようなので、相談するのが一番かと思います。
8.行事や取り組みの内容
遠足、運動会、発表会は多くの園の共通かと思います。
それ以外でどのような行事・取り組みをしているのか、どういった意図で取り組んでいるのかはそれぞれの園の特色と言えます。
仏教系やキリスト教系の幼稚園では、それぞれの宗教に関連する行事を取り入れているというところもあります。余談ですが、仏教系もキリスト教系でも多くの幼稚園では、無理に「仏教徒になりなさい」「キリスト教徒になりなさい」といった話は無いようです。私が見学したとある「キリスト教系幼稚園」では『家は仏教だけど、幼稚園はキリスト教系』というご家庭が多いそうです。
私が見学したキリスト教系の幼稚園では、クリスマスにとても力を入れていらっしゃいました。毎年、年長さんがキリストの誕生に関する劇をされているようです。幼稚園の一般的なクリスマス会(クリスマスソングを歌って、サンタさんが来て、プレゼントを貰って・・・という流れ)とは大きな違いを感じました。
また大きな行事は未就園児のご家庭も見学可能になっていることがありますので、行事を見学に行くのもお勧めです。先生方の様子・子供達の様子・保護者の方々の雰囲気を一気に見れるチャンスです。
9.施設・セキュリティ
毎日わが子が過ごす場所ですから、建物の耐震性やセキュリティ面は気になるポイントの1つだと思います。
幼稚園によっては、年中使える温水プールがあって水泳に力を入れている幼稚園や、園庭に井戸があって外遊びのときはみんなで井戸から水を出してどろんこ遊びしている幼稚園など、様々な特色ある"施設"があります。
10.小学校の学区の割合|どこの小学校に行く園児が多いのか
幼稚園の次の段階である小学校。どこの小学校の学区の園児が多いのかもひとつのポイントです。
子ども自身は幼稚園で仲良くなったたくさんのお友達と一緒の小学校に行きたい、と思うかもしれません。全く気にしない子もいるのかなと思いますが、親としてもすこし気になるところかと思います。
まとめ|優先順位を決めて
幼稚園選びのポイントを10点ご紹介させていただきました。
アクセス・設備・保育時間などの条件も重要ですが、実際に足を運んでみて見学するのが一番かなと思っています。
ご家庭の事情やお子さんの性格に合わせて、何を重視して幼稚園選びを進めるか優先順位を決めてみてください。
お子さんやご家族にとって素敵な幼稚園が見つかることを祈っています!
ご覧頂きありがとうございました。