はじめての確定申告に挑戦|退職して専業主婦になった場合
確定申告シーズンですね。
2月・3月ごろにお子さんの小学校入学などのタイミングにあわせて会社を退職されて専業主婦になるママさんもいらっしゃるのではないでしょうか??
私は昨年のこの時期に退職し、転職はせずに専業主婦になりました。その流れで今年、初めて確定申告を行いました。
今回はかなり番外編な感じですが、年度途中で退職して転職せずに専業主婦になった場合の確定申告についてご紹介したいと思います。
確定申告|年度途中で退職→専業主婦(雑所得あり)
確定申告
確定申告というのは、1月から12月までに納めた税金と、1年間で得た所得の金額を比べて、税金を納めすぎていないか、不足していないかという過不足を計算&清算する手続きのことです。(素人の理解・解釈なので間違えていたらごめんなさい!!)
過剰に納めていた場合は還付、つまりお金が戻ってきます。
特に年度途中で退職している場合は、税金を納めすぎている場合が多いと思います。年度途中で退職して、会社で年末調整を受けていない場合は、確定申告してください!
会社員として働いていた方は、ほとんどの場合、毎年末に"年末調整"をされていたと思います。確定申告はそれと同じ役割となります。
確定申告書の作成
申告書は手書きでも作成できますが、インターネット上でパソコンでの作成が便利です。
国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」というページで作成することができます。
こちらで必要なデータを入力していけば、自動で計算されて、自動で還付額がわかるようなシステムになっています。
今年度の作成ページはこちらです
「確定申告 作成」などで検索すれば出てくると思います。
作成は一気に行わなくても大丈夫です。
途中で保存することができるので、時間があるときに少しずつ入力することができます。
年度途中で退職&転職無し(専業主婦で雑所得あり)の場合
必要書類をそろえる
必要な書類は
・退職所得の源泉徴収表
・生命保険料控除用の生命保険料控除証明書
(保険会社から送られてくる年間で支払った保険料の金額が記載されている書類です)
・マイナンバーカード
または
マイナンバー通知書と免許書などの身分証明書
このほかに必要に応じて
・医療費控除用の資料
・自身保険料控除用の地震保険料控除証明書
などをご準備ください。
マイナンバーカードを発行している場合は、身分証明関連の資料はマイナンバーカードのみでOKです。マイナンバーカードを発行していない場合は、通知書(またはマイナンバーが記載された住民票など)と免許証や保険証などの身分証明書の2点が必要になります。
ネットで作成開始!
まずは提出方法を選択します。
e-Taxでの提出はインターネット上で作成~提出まで全て完了するので楽ではありますが、ICカードリーダライタが必要になります。お持ちでない場合は書面提出となります。
書面提出は印刷して、管轄の税務署に持参するか、郵送で提出となります。自宅にプリンターがない場合は、コンビニのプリントサービスを利用すれば印刷できるので、心配無用です。
申告書の作成画面になると
青色申告決済収支内訳書コーナー
消費税コーナー
贈与税コーナー
と4つのコーナーが提示されます。事業所得や不動産所得がある、個人事業主である、贈与を受けた、などの事情が無ければ、所得税コーナーで大丈夫です。
次に、
それ以外の所得がある方(全ての所得対応)
のどちらかを選択する画面になります。
今回は年度途中で退職しているので「退職所得」があります。なので、『それ以外の所得がある方(全ての所得対応)』の方から作成を開始してください。
生年月日の入力欄になるので、生年月日を入力して、必要な箇所にチェックを入れたら、ついに作成画面にはいります。
入力するべき項目は
・退職所得
・生命保険料控除
・地震保険良好所
・医療費控除 などの項目も入力してください。
金額欄に直接入力するシステムではありません。各項目名がリンクになっていて、項目名(下線がひいてあり青字になっています)をクリックすると入力画面に飛ぶようになっています。
退職所得の入力欄は、ページの一番下にありました!(さがすのに5分かかった・・・)
各入力画面の指示に従い、入力するだけで、還付額が自動で計算されます。
雑所得がある場合
アドセンス収入・アフィリエイト収入がある場合は雑所得欄に入力します。得られた収入と、かかった経費(サーバー代など)を入力しておきます。
念のため、収入金額と経費の証明となる資料も印刷して添付しました。
※A8netの場合は
レポート→「振込レポート」を印刷して添付書類として提出
申告書印刷&身分証コピー
全ての入力が終わったら、印刷します。
私の場合は家にプリンターが無いので、pdf形式でUSBメモリーに保管し、コンビニで印刷しました。(pdf形式ならばほとんどのコンビニの複合コピー機で印刷可能です。USBメモリーのほか、SDカードなどでも大丈夫です。)
マイナンバーカードまたは通知カードと身分証明書(免許証など)も添付する必要があるのでコピーしておきましょう。
源泉徴収表は原本を添付するのでコピーは不要です。
提出は郵送or持参
提出方法は管轄の税務署への郵送または持参となります。
私は郵送のほうが楽かなと思ったのですが、はじめてということもありなんとなく持参してみました。日曜日だったこともあり、かなり混雑していました。
特に"作成・相談コーナー"の列は長かったです。提出のみの列については作成・相談コーナーの列よりも短く、また提出&簡単な確認のみなので列の進みも速かったです。かなり混雑している印象をうけましたが、実際は並び始めてから15分ほどで提出完了しました。
不備があれば連絡がくるそうです。不備があっても大きな不備でなければ電話連絡は無く、還付額の確定連絡のみがはがきで届くとのことでした。
申告書作成に関する相談窓口が設置されるのはありがたいですが、混雑ぶりを見てしまうと・・・やはり自力で作成してよかったと思います。平日ならば土日よりも空いているかもしれません。
この時期は土日でも提出または作成・相談のための相談・受付会場を開設されている場合があります。管轄の税務署にご確認ください。
まとめ|ネットで申告書作成なら初めてでも大丈夫!
今回は"年度途中で退職して転職せずに専業主婦になった場合"の確定申告についてご紹介しました。
初めて確定申告することになったので、作成前は若干不安で"いざとなったら相談窓口にかけこもう!"と思っていたのですが、無事に自力で作成&提出完了することができました。
ホームページ上で必要事項を入力するだけで自動で計算してくれる、というのがかなりありがたかったです。素人なので「どこに入力すれば良いの!??」と戸惑うことも多々ありましたが、無事2時間半ほどで作成完了しました。
いざとなったら相談窓口に!
という気軽な気持ちで、作成してみてください。