子供が転落・頭を強打!何科に行くべきか|脳神経外科でのお話

小さな子供によくある事故の1つが転落事故。
1歳半検診などで役所に行くと「こんなところが危ない!」などのポスターが張ってあり子供のよくある事故事例をイラストで紹介してあります。そんなポスターの中にも転落系の事故はたくさん紹介されています。

今回は子供が転落して頭を強打した場合は何科に行くべきなのかというお話と、実際に頭を強く打ち付けてしまった際にお世話になった脳神経外科でのお話をご紹介します。

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子供が頭を強打|何科に行くか&脳神経外科でのお話

何科にいくべきか|脳神経外科か近所の小児科

専門はやはり脳神経外科です。

しかし、かかりつけ医に脳神経外科が無い場合のほうが多いですし、近所に無いという場合も多いかと思います。そういった場合はまず近所の小児科に駆け込んでもOKだと思われます。
小児科で診てもらった上で問題が無ければそれで大丈夫ですし、小児科さんから脳神経外科さんを紹介してもらうこともできるかと思います。

しかし、

・意識はしっかりしているか?
・ぶつけてすぐに泣いたか?
・目線があうか?

これらのチェック項目でチェックがつかない場合は、やはり脳神経外科を受診したほうが良いでしょう。

実際に脳神経外科で伺ったお話

わが家の息子は、外出先でトイレのベビーキープから転落したことがあります。硬い床で思いっきり頭を強打、その瞬間は今でも頭に焼きついています。

今回はその際にお世話になった脳神経外科の先生のお話をご紹介します。

意識がある・泣いた・目線があう、この3つがポイント

脳神経外科に電話連絡し、受診したのは頭の強打から50分後。意識・目線・頭の腫れ具合を診ていただきました。

脳神経外科の先生曰くポイントは以下の3つ。
・意識はしっかりしているか?
・ぶつけてすぐに泣いたか?
・目線があうか?

意識がはっきりしていて、ぶつけてすぐに泣くなどのリアクションがあり、目線がしっかり合えば問題ないとみなされるとのことです。すぐに泣くのは意識がしっかりしているから。だから小さい子供の場合は泣いたかどうかを聞くそうです。目線があうかどうかも大切。目線がおよいでいるような状態は危険なので、そういった場合はすぐに受診するようにとのことです。

そのまま眠ってしまう、声をかけても叩き起こしてもおきないといった場合は意識がはっきりしていない状態になります。こういった場合は危険な状態であることも考えられるので、すぐに受診するようにとのお話でした。

頭を強打した後に”吐いたかどうか”もよく重要視されますが、小さな子供の場合は泣くとその勢いで吐いてしまう場合もあり、吐いたから危険とは一概には言いにくいとのこと。頭を打った後に泣いた勢いではなく吐いている、2回以上繰り返し吐いている場合は受診したほうがよいとのことです。

夜やお昼寝時間は眠ってしまいがちですが、頭を強打した日は3時間ごとに声をかけて起こしてみるなど意識の有無を確認してみてくださいとアドバイスもいただきました。

また、長期にわたって様子を見ることも重要とのことです。徐々に頭の中に血がたまり、後になってから症状が出てくることも想定されます。まずは1週間、3週間、3ヶ月といった風に元気に過ごせているか、ぼんやりしていないかを注意してみてあげましょう。

大泉門(だいせんもん)が閉じていない赤ちゃんの場合は、大きく膨らんでいないかも注意しましょう。万が一脳の中で出血が起こり、脳内を圧迫すると大泉門が膨らんでくるそうです。大泉門が明らかに膨らんでいたら、脳内での出血などが考えられるため、早めに受診したほうがよいとのことでした。
※大泉門:頭頂部とおでこの間くらいにある頭蓋骨と頭蓋骨のすき間。骨が無いところです。成長に伴い、1歳半くらいまでに自然に閉じます。

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小さな子供はCTが難しい

完全なる素人質問ですが「CTとかとらないんですか?」と聞いてみました。

CTについての脳神経外科の先生からの回答は…

「頭をぶつけたらすぐCTではないので、明らかに心配な症状が出ていない限りはとらないんです。何より、CTを撮影するには”動かない”ことが必要です。小さなお子さんのCTをとる場合は、”動かない”ようにしてもらうのが難しいので、撮る場合は全身麻酔を使って眠ってもらってから撮ることになるんです。今回は意識もはっきりして、目線も合う、顔色も問題ないのでCTは撮らなくて大丈夫ですよ。」

先生によって考え方の違いもあると思うので、念のためCTで確認!という先生もいらっしゃるかもしれませんが、この時受診した病院の先生のご意見は「明らかに危険な症状が無い限り取らない」というお考えでした。

頭を強打!周りで実際にあった事故事例

わが家の息子や友人のお子さん達に実際にあった事例と、たまたま遭遇した事例をいくつかご紹介します。

・2才半ごろのお子さん。公園のすべり台の一番上(1.5m以上)から落ちた。その際に頭も強打。少し泣いたがそのまま眠ってしまったため、意識の有無が分からず大きな病院でCT検査。特に問題なかったが、1週間は様子を見るようにと指導された。

・トイレのベビーキープに座らせていたら、座面に足をかけて立ち上がろうとした拍子に転落。トイレの床(結構固い)でおでこを強打。大泣きしていたが、たんこぶが腫上がってきたため脳神経外科を受診。特に問題ないと診断。様子を見るように指導された。

・生後6ヶ月ごろのお子さん。おすわり練習中に後ろに倒れこみ、後頭部をフローリングにぶつけた。初めてのことに動揺したママさん。念のため小児科を受診し、特に問題ないと診断された。

・1才0ヶ月ごろのお子さん。歩く練習中に足を滑らせ後ろに倒れこみ、後頭部をフローリングにぶつけた。大泣きしたが、特に問題なし。

・東京駅の授乳室にて。生後5~6ヶ月の腰座り前のお子さん。ママさんが授乳室のカーテンを閉めようとして、だっこを両手から片手に切り替えた瞬間、お子さんがバランスを崩してだっこから転落。床面ギリギリで足とスカートも駆使して抱きとめたため、無事だった。

・2才ごろのお子さん。ソファーの上で飛び跳ねて遊んでいたが、何故かソファーが無いところにダイブ!フローリングに右半身を強打して大泣きしたが、特に問題なし。

周りで見聞きした事例だけでもこんなにありました。小さな子供はよく頭をぶつけてますね・・・。

まとめ|様子がおかしいなと思ったらすぐ受診!

走ったり転んだり、動きが活発になり始めると何かと怪我はつきものです。それが頭となると心配なのが親心。自分で判断できない、やっぱり心配という場合は、迷わず小児科さんを受診しましょう。場合によっては大きな病院や脳神経外科を紹介していただくことも可能です。

いつもそばで見ているママさん・パパさんが少しでも「おかしい」と思ったら、脳神経外科を受診したほうがよいと思います。

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